某病院は、平成20年4月から当社が清掃をしています。それまでこの病院は、清掃の品質の悪さに困っていました。患者様からの清掃に関するクレームの数は、一年で500件にも上り、病院の担当者は毎日その対応に追われていました。当社取引先の病院での評判を聞いて相談があり、取引がスタートしました。
平成25年1月29日、その某病院のご意見箱に一通の投書が入っていました。
投函者は、呼吸器外科に入院されていた患者様の御家族で、投書にしては珍しく、住所・氏名・電話番号も書いておられました。そして、備え付けの「ご意見・ご要望をお書きください」という用紙には、次のように書かれていました。
当社が清掃を始めてから、患者様からのクレームはほとんど無くなりました。しかし、投書があったと聞いた時、現場責任者は、「クレームかな」と思ったそうです。ところが、内容はこの通りで、病院の方々も「不快に思ったことは、皆が書いてくるが、こういう良い投書は本当に珍しい。ありがとう」と皆が喜んでくださいました。
この投書でわかるとおり、人の心を打つのは、決して大げさなことではありません。
人間が、ひたむきに仕事をする姿は、美しいのです。一生懸命打ちこんで仕事をする姿は、素晴らしいのです。その姿に周囲の人々は、胸を打たれ、感動するのです。
「人々に感動を与えることができる」そういう仕事を私たちはめざしてまいります。